40年前・50年前の古いピアノをお持ちの方も多いでしょう。
子供の頃に練習したピアノや家族の思い出が詰まったピアノが今も家に残っていることがあります。
そのピアノが買取可能かどうかは気になるところです。
特に、価値があるかどうか、どのようにして高く売ることができるのかについて知りたい方も多いでしょう。
この記事では、古いピアノの買取相場や価格を上げる方法、買取に出せない場合の処分方法について詳しく解説します。
40年前・50年前の古いピアノは買取に出せるの?
結論、40年前・50年前のピアノでも買い取ってもらえることはあります。
音がきちんと出て、外観に目立つ傷や汚れがなければ、大きな問題はありません。
メーカーやモデルによりますが、古いピアノでも10万円以上の高値で買い取ってもらえる可能性もあります。
しかし、一般的に古いピアノは経年劣化が進み、特に30年以上経過したものは急激に価値が下がることが多いです。
買い取り依頼をする際は、ほとんど値が付かないリスクも考慮しましょう。
買取対象になるケース
ヤマハやカワイのピアノであること
カワイやヤマハなどの有名メーカーのピアノは買取対象となります。
特にカワイやヤマハの中古ピアノは海外でも評価が高く、海外に輸出されて再販されることも多いです。
カワイやヤマハのピアノであれば、50年前の古いものでも需要があり、買取価格が付くでしょう。
ただし、古いピアノの買取については業者ごとに対応が異なるため、最初に複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
修理の余地があること
買い取りが可能なケースとして、修理の余地がある場合もあります。
古いピアノは、一見しただけではわからないことが多いものの、設置環境や害虫・害獣の影響で内部が損傷していることがよくあります。
しかし、内部に重大な問題がなければ、修理や適切な処置を施すことで、元の状態に近づけることが可能です。
さらに、1970年代のピアノは生産量が多く、品質も安定しているため、材質的に耐久性が高く、修理する価値があることが多いです。
買い取りの可否は業者によって異なるため、損傷があるからといって諦めず、まずは査定を依頼することをおすすめします。
買取対象にならないケース
ピアノは、状態次第では買取を拒否されることがあります。
ここで、買取ができない具体的なケースをご紹介します。
故障して音が出ない
ピアノは、弾けなければ楽器としての機能を果たしません。
そのため、故障して音が出ない場合、買取が難しいことが多いです。
もちろん音のズレ程度なら調律で修正できます。
しかし鍵盤が動かない、内部に大きな損傷があり音が出ない、ペダルが壊れているなどの場合、値段がつかないことが多々あります。
修理が困難な大きな故障については、買取以外の処分方法を検討するのが良いかもしれません。
傷がついている
通常の使用でついた傷であれば問題ありません。
しかし目立つ傷やへこみ、汚れなどは買取価格に大きく影響する可能性があります。
場合によっては、買取自体が難しいこともあります。
外見が綺麗なピアノでも、内部が湿気で腐っていたり、害虫や害獣による木材の損傷があることがあります。
買取前に内部の状態を確認することをおすすめします。
また、買取を見据えて、日頃から丁寧に扱い、良好な状態を維持することも重要です。
40年前・50年前のカワイ・ヤマハのピアノ買取相場は?
保存方法が良い場合、40年前・50年前のカワイ・ヤマハのピアノであれば、2万円〜10万円程度の買取価格が付くでしょう。
一方、保存方法が悪い場合は、ほとんどお金にならないか、最悪の場合は買い取ってもらえない可能性もあります。
40年前・50年前の古いピアノの買取相場が安くなる理由
40年前・50年前の古いピアノの買取相場が安くなる理由について説明します。
修繕費用がかかるため
50年・60年前のピアノの買取価格が低い理由は、修理にかかる費用が高いからです。
買取業者は、引き取ったピアノを修理して元の状態に近づけてから再販売します。
そのため、買取業者は修繕費用を考慮して買取価格を低く設定します。
古いピアノは修理箇所が多く、メンテナンスにかかる費用が高額になる可能性があるため、買取価格が低くなります。
しかし、元の状態が良好であれば修理費用が少なくて済むため、高値で買い取られる可能性もあります。
経年劣化が生じていることが多いため
40年・50年経ったピアノは、経年劣化が避けられません。
特に木製部分が多いピアノは、湿気や乾燥によってひび割れや変形が生じることがあります。
また、内部の弦やハンマーなどの部品も摩耗していることが多く、音質に影響を与える可能性があります。
このような理由から、古いピアノの買取価格は安くなる傾向があります。
40年前・50年前のピアノの買取におすすめの買取会社3選
ここでは、40年前・50年前のピアノの買取におすすめの買取業者3選をご紹介します。
ピアノの買取屋さん
引用:公式サイト
「楽器の買取屋さん」は、年間10,000件以上の買取実績を誇る信頼できる業者です。
迅速なサービスが特徴で、最短30分での出張買取や即日現金化が可能な即金買取など、魅力的なサービスが揃っています。
ホームページでは、24時間対応の無料買取見積もりを取ることが可能です。
「急ぎで現金が必要」「大量で運搬が難しい」「使わなくなった楽器を処分したい」などのニーズに対応する理想的な業者です。
査定料、送料、手数料は全て無料で、遠方からでも簡単に利用できる宅配買取など、多くの利点があります。
申し込みは電話に加え、WEBなら24時間受け付けています。スマホで撮影した写真を送るだけでLINEを使った簡単査定も可能で便利です。
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タケモトピアノ
CMでお馴染みのタケモトピアノは、ピアノ買取台数でトップの実績を持つ大手ピアノ買取業者です。
ピアノの査定や買取実績が豊富なので、ピアノの買取を考えている方に最適です。
傷や汚れが目立つピアノでも、独自開発の修理機械と経験豊富なスタッフによる修理で、査定が下がりにくいという利点があります。
さらに、査定費用や運送費用が無料のため、買取価格が減額される心配がなく、高価買取が期待できます。
高く売れるドットコム
引用:公式サイト
高く売れるドットコムは、即日の出張買取と即日入金が可能な買取業者です。
午前中に依頼すれば、その日のうちに買取に来てもらえる可能性が高く、すぐにピアノを片付けたい方に最適です。
運営会社は東証プライム上場の大手企業であり、信頼性も高い点が安心です。
グランドピアノ、アップライトピアノ、電子ピアノなど、全ての種類のピアノの買取に対応しているため、どのようなピアノでも買取が可能です。
さらに、買取価格に納得がいかずキャンセルする場合でも、出張費やキャンセル料がかからないので安心して利用できます。
40年前・50年前のピアノの価格を上げる方法
50年前のピアノでも、価格を上げるためにできることがあります。
以下の方法を試してみてください。
これらの方法を実践することで、古いピアノでもより高い価格で売ることが可能です。
ピアノを手入れする
ピアノの外観や内部をきれいに保つことも重要です。
ほこりや汚れを取り除き、ピアノの外観を美しく保つことで、買取価格を上げることができます。
また、定期的な調律や修理を行うことで、音質を保ち、価値を高めることができます。
特に、専門の調律師による調整を受けることで、ピアノの音質が大きく改善されることがあります。調律や修理の記録を残しておくこともおすすめです。
これにより、買取業者に対してピアノのメンテナンスがしっかり行われていることをアピールできます。
付属品を揃えておく
付属品が整っていると、50年前のピアノの価値を向上させることができます。
ピアノは防音や防振、音の維持のためにそのまま床に置かず、脚にインシュレーターを装着し、重さを分散するために敷板を設置することがあります。
このような付属品が揃っていないピアノよりも、付属品が整っているピアノのほうが高価買取されやすいです。
特に、ピアノと同じメーカーの純正品であれば、さらに高値が付く可能性があります。
複数の業者を比較する
買取価格は業者によって異なるため、複数の業者に査定を依頼し、比較することが重要です。
一つの業者だけで決めるのではなく、複数の業者から見積もりを取ることで、最も高い買取価格を見つけることができます。
なお、オンラインの買取査定サービスを利用することで、自宅にいながら複数の業者から査定を受けることが可能です。
これにより、手間を省きながら最も高い買取価格を見つけることができます。
買取に出せなかった古いピアノの処分方法
もし買取に出せなかった場合でも、古いピアノを適切に処分する方法があります。
以下の方法を検討してみてください。
不用品回収業者に依頼する
ピアノの処分には、有料の回収業者に依頼するのが一般的です。
回収業者に依頼する際は、まずネットや電話でピアノの情報を伝えながら依頼を行います。
その後、費用の見積もりや日程の調整を行い、引き取りが決定します。
なお、業者によって料金は異なりますが、グランドピアノやアップライトピアノの場合、回収費用がかかることがあります。
事前に見積もりを取って確認しましょう。
フリーマーケットやオークションで売る
買取業者に出せなかった場合でも、フリーマーケットやオークションサイトで売ることができます。
特に、アンティークやヴィンテージのピアノは、コレクターに人気があるため、高値で売れる可能性があります。
ただし、運搬費用や手間がかかることがありますので、その点も考慮しておきましょう。
また、出品前にピアノをきれいに清掃し、見た目を良くすることも忘れずに行いましょう。
友人や親族に譲る
使わなくなったピアノを友人や親族に譲ることも一つの方法です。
音楽を学んでいる人や、ピアノに興味がある人にとっては喜ばれることでしょう。
譲る際には、相手にピアノの状態や修理の必要性を伝えておくと良いでしょう。
寄付をする
学校や福祉施設などに寄付することも考えてみてください。
特に、音楽教育に力を入れている施設や、楽器を必要としている団体にとっては、大変有り難い贈り物となります。
寄付をする際には、事前に受け入れ先と連絡を取り、ピアノの状態や運搬方法について相談するとスムーズです。
まとめ
40年前・50年前の古いピアノでも、買取や処分方法はさまざまです。
修繕費用や経年劣化により買取価格が下がることがありますが、付属品を揃えたり手入れをしたりすることで価格を上げることが可能です。
また、買取に出せなかった場合でも、不用品回収業者やフリーマーケット、寄付などの方法で適切に処分することができます。
この記事を参考に、あなたのピアノを最適な方法で扱ってください。
あと、知恵袋とかを見てみると意外と参考になる内容があるかもしれませんね。
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